赤ちゃんは下痢にもよくなります。
それは消化機能が未熟なためです。
離乳食や食事、水分を多めにとっただけでも一時的に軟便になりやすいです。
今回は、そんな赤ちゃんの下痢の症状と病院受診のタイミングについてお話して行きます。
■赤ちゃんが下痢になったら…
赤ちゃんは上述したように消化機能が未熟なため下痢になりやすいです。
ですので、うんちが多少緩めで回数が多くても、食欲があり、機嫌もよく
体重が順調に増えているなら、水分を与えつつ様子を見ても良いでしょう。
ただ下痢以外の症状や下痢の回数、色には注意しましょう。
下痢の原因は最近やウイルス感染の場合もあるので、発熱や嘔吐などのほかの症状がでたり、顔色が悪い、元気がな
いなどの全身症状が悪いときに受診します。下痢や回数には注意を払い、水のような便が10回以上でたり、血便、
白や灰色の便が出たときは、早めに受診を!!
■赤ちゃんが下痢になったらまず確認する4つのこと
①体温を測る
ウイルスや細菌が原因の下痢の場合、発熱が一つの目安になります。
脇のしたの汗をふいて、体温を測り、発熱していないかどうかチェックしましょう。
②吐く様子が有るときは、状況や頻度を確認
下痢だけでなく、嘔吐を伴う場合もあります。
吐く様子がある場合は、「授乳の後に噴水の様に吐く」「遊んでいて突然吐いた」など、どのような状況で殿くらい
の頻度で吐くのか観察しておくことが大事です。
③水分がとれるか与えてみる
下痢のときは、水分が多く失われます。特に一日の下痢の回数が多い場合は、脱水症状が心配です。普段飲んでいる
ものを与えてみて、水分補給出来るかどうか、確認しましょう。
④下痢の回数とウンチの形状を確認
一日何回くらいの下痢か、水のようなウンチなのか、少し柔らかい程度なのか、下痢の回数と状態を確認しましょ
う。白いウンチ、血便など下痢便の特徴もよく観察しましょう。匂い等も確認。
※ウイルス性などが疑われる場合等は、実物のウンチをオムツごと持って行くことの一つです。
より正確な診断が出来るでしょう。
■下痢になったときの病院受診のタイミングは?
【0〜3ヶ月】
※低月齢の赤ちゃんは脱水症状になりやすいので、下痢の回数や量が多いときは注意。
感染症の場合も重症化しやすいので早めの受診を!!
〈時間外でも受診〉
○元気が無く、ぐったりしている
□下痢の量が多い
□水分が取れない
□唇や口の中が乾いている
□6時間以上おしっこが出ない
□嘔吐がある
〈時間内に受診〉
○元気がある
□白っぽいうんちがでた
□38度以上の熱がある
□おっぱい、ミルクが飲める
※水分をとりながら診断時間を待ちましょう。
【4ヶ月以上】
※下痢の回数や量も少なく、水分が取れているなら急いで受診しなくても大丈夫です。脱水症状の兆候があったり、
白や赤、黒っぽいウンチが出た場合は早めに受診を!!
〈時間外でも受診〉
○元気が無くぐったりしている
□眠れないでうとうとしている
□水分を受け付けない
□唇や口の中が乾いている
□おしっこの回数がいつもよりもひどく少ない
□嘔吐や強い腹痛を伴う
〈時間内に受診〉
□38度以上の熱が有る
□血便が出た
□白っぽいウンチがでた
□1回の下痢の量が少なく、回数が多い
□一回の下痢の量が多く、回数が少ない
〈ホームケア〉
□水分が取れている
■まとめ
いかがでしたか?
下痢をしたら、すごくしんどそうでかわいそうで焦ってしまうことも多いと思います。
ただ闇雲にいつでも受診するのではなく、しっかりと状況を観察しておくことが非常に大切です。
最後に病院を受診する際に病院の先生が知りたいことをまとめておきますね。
①機嫌や食欲、発熱、嘔吐などの他の症状があるか
②おしっこの回数
③普段と違うものを食べたかどうか
④抗菌薬の服用の有無
⑤下痢の回数や量とうんちの形状
この5つは必ず聞かれることだと思うので、ぜひ受診前には意識して観察しておきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。