子どものお金の使い方
気になりますよね?
出来れば保護者としては
計画的に使ってほしい
そんなあなたのために今回は
ある研究結果をご紹介しますね。
■知るぽると(金融広報中央委員会からの報告)
金融広報中央委員会とは
日本銀行の情報サービス局内で
健全で合理的な家計運営のために
都道府県にある金融広報委員会、政府、日本銀行、地方公共団体、民間団体
と協力して、中立公平な立場から
①金融経済情報の提供
②金融経済学習の支援
を行っている組織です。
今回はこの委員会から出された研究結果についてお伝えします。
■おこづかい、お年玉、お金の使い方
○お小遣いに関して
もらっている学生▶︎小学校〜高校生で7割から8割はもらっている状況
一ヶ月いくらぐらいもらっている?▶︎これは平均値をとると小学校の間は1000円未満が多い
中学生の平均は2500円程度 高校生の平均は5000円程度という結果でした。
○お年玉に関して
総額でみると▶︎小学生低学年10000円程度
中学年から高学年10000円〜20000円
中学生 高校生 10000円〜50000円が最も割合が多い。
○お金の使い方
順位 |
小学生 |
||
低学年(8 項目中) |
中学年(14 項目中) |
高学年(16 項目中) |
|
1位 |
おかしやジュース〈36〉 |
おかしやジュース〈42〉 |
おかしやジュース〈50〉 |
2位 |
おもちゃなど〈32〉 |
ゲームソフトやおもちゃ類〈35〉 |
ゲームソフトやおもちゃ類〈42〉 |
3位 |
ゲームをする〈32〉 |
ゲームをする〈30〉 |
まんが〈42〉 |
4位 |
家の人へのプレゼント〈24〉 |
ノートや鉛筆など〈30〉 |
本や雑誌〈34〉 |
5位 |
ノートや鉛筆など〈23〉 |
まんが〈29〉 |
家の人へのプレゼント〈34〉 |
6位 |
本や雑誌〈17〉 |
家の人へのプレゼント〈29〉 |
ゲームをする〈33〉 |
7位 |
まんが〈14〉 |
本や雑誌〈19〉 |
ノートや鉛筆など〈32〉 |
8位 |
友達へのプレゼント〈13〉 |
友達へのプレゼント〈19〉 |
友達へのプレゼント〈31〉 |
9位 |
― |
休みの日に遊びにいくときの交通費〈6〉 |
友達との食事・おやつ代〈29〉 |
10位 |
― |
アクセサリーや化粧品など〈5〉 |
休みの日に遊びにいくときの交通費〈13 |
順位 |
中学生(27 項目中) |
高校生(27 項目中) |
1位 |
友達との外食・軽食代〈77〉 |
友達との外食・軽食代〈89〉 |
2位 |
おやつなどの飲食物〈77〉 |
おやつなどの飲食物〈88〉 |
3位 |
友達へのプレゼント〈71〉 |
休日に遊びにいくときの交通費〈79〉 |
4位 |
文房具〈69〉 |
友達へのプレゼント〈79〉 |
5位 |
家の人へのプレゼント〈68〉 |
昼食〈73〉 |
6位 |
休日に遊びにいくときの交通費〈64〉 |
家の人へのプレゼント〈70〉 |
7位 |
ゲーム代〈61〉 |
映画やライブのチケット〈69〉 |
8位 |
小説や雑誌〈59〉 |
文房具〈65〉 |
9位 |
まんが〈58〉 |
小説や雑誌〈60〉 |
10位 |
映画やライブのチケット〈53〉 |
まんが〈57〉 |
※「子どものくらしとお金に関する調査」より引用 引用元「金融広報中央委員会」
■家の人との会話の内容は?
小学生の家の人との会話の内容
①将来の夢
②家の人の仕事について
③自分のつきたい仕事について
の順になっている。
中高生の家の人の会話の内容
【中学生】
①家の人の仕事のこと
②進路について
③社会の事
【高校生】
①家の人の仕事の事
②お金の事
③進路について
の順になっています。
■お金に関する意識、金融経済に関する知識、知識と行動等
○お金についての意識
・お金をたくさん貯めたいと考えているこどもの割合
小学生▶︎7割
中学生▶︎9割
高校生▶︎9割
・お金より大事な物があると考えているこどもの割合
小学生▶︎7割
中学生▶︎8割
高校生▶︎7割
というお金に対する考え方を持っている様子。
■家族の会話とお金の使い方の関係
これまで見て来た情報を含めて
会話が多い家族とそうでない家族では
子どものお金の使い方の計画性に差がでるのか?
“計画性に差が出ます”
今回の調査では、ざまなまな角度からの話しが有りましたが
結果を見ると
会話が多い方が単純にお金に対する考え方
そして使い方や計画する事の大切さを
知る場が多いと考えられます。
その結果普段会話が少ないご家庭よりも
会話の多いご家庭の方が
子どものお金の使い方も計画的になると考えられます。
会話の内容を見てもらってもわかるように
大事な事は
高校生になるまでに
お金の話もしておく必要が有るという事です。
なぜか?
会話の内容にお金が入ってくるからです。
アルバイトやその他の交友費用など
さまざまな費用がかかります。
お金も稼げます。
ですので、
このように頻繁にお金と接する機会が
増える前に、家族の会話の中で様々な価値観
や考え方を話しておく事が何よりも重要です。
家族の会話をふやして
子どもが計画的にお金を使える様に
してあげましょう。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。