児童副施設の中で
最近少し話題になったのが児童養護施設ですね。
その実態がどうなのか?
ということで物議をかもした
明日ママがいない
このドラマで描かれていた児童養護施設はあまりにも現実と
かけ離れているということで様々な批判がささやかれていましたね。
今回はそんな児童養護施設にはどのような子がいて、生活を
しているのか?
そこをお伝えしていければと思います。
■児童養護施設とは
児童養護施設とは
小学校1年生〜高校3年生までの子どもが生活する施設
基本的には、昔からの戦争孤児からの流れを受けついでおり
何らかの事情で家族と生活を共に出来ない子ども達が
児童相談所から措置という形で入所することになる施設です。
さまざまなケースが有りますが
最近では虐待ケースでの受け入れ児童が非常に
多くなっています。
■どんな子が多いのか?
児童養護施設では
小学校〜高校生まで本当にいろんな子がいます。
実際には
発達障害を抱えている子
アスペルガーなどで集団になかなかとけ込めない子も入って来たり
します。
他には、万引きを繰り返してしまう子も入れば
人との距離感が掴めない子もいたりします。
他には自閉症傾向の子や
学習面での遅れ等もあり
境界域の子ども達も非常に多いのが現実です。
■療育手帳を取得している児童も多い現実
上記にあげた子ども達の中でも
療育手帳を取得している生徒は7割を
超えていたりします。
もちろん施設にもよりますが
発達障害でなかなか理解が難しい
学習面での不安がある子達は、
療育手帳の取得をしていることが多いです。
手帳を取得する事で、特別支援学級での勉強等も
しやすくなり、特別支援学校を目指す事も出来る様に
教育の選択肢が増えてきます。
■その子に応じた個別支援計画
上記にあげさせてもらった様に
それぞれが一筋縄では行かない課題をを持っています。
そのため、実際にどの部分をしっかりとサポートしていくか?
こどもの成長の為に何が必要か?
そのための手段をしっかりと考えて行く事が必要になってきます。
そのために作成するのが
個別支援計画です。
目標を設定し
機嫌を決めて
しっかりと成果を評価するものとして作られます。
この支援計画は、児童相談所とも共有し
それに応じた支援を実施して行きます。
基本的には日常生活での支援と家族を復帰を目指す家族支援
自立を目指す自立支援といった形での支援体制を作って行きます。
家族支援であれば、面会の頻度や外泊などそういった事もふまえて
計画を立てて行きます。
また日常生活支援においては、自分が出来る事を増やす事
生活習慣をしっかりと作る事などを意識して
計画を立てています。
自立支援計画では、洗濯、料理、そして社会的マナーや振る舞いといった
内容までを自分で学習して行ける様に計画を立てたりしています。
■まとめ
児童養護施設には、本当に様々なバックグラウンドを
もった子ども達がたくさんいます。
そういった子ども達に対して
真摯に向き合い、ひたむきに向き合うことで
見えてくる成長があります。
この成長を促すのが、児童養護施設の職員の役割です。
こういった支援を通して、子どもの成長を見守るのは非常に
やりがいの有る事だと思います。
そのための支援の体制、様々な子ども達を受け入れる体制が
施設にはあります。
今回は児童養護施設についてお話してきました。
あまり利用する機会はないと思いますが、もしご利用されることが
ありましたら、参考にしてもらったり、働いてみたい人には
参考になれば幸いです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。