発達障害という言葉が
出て来てからけっこうな時間が経ちますが
逆に様々な知識がネット上にあふれている状態ですよね。
その中で発達障害の特徴は?
診断はどうやってされるの?
自分も発達障害かも?
という記事をよく目にします。
では、もし自分の子どもが発達障害と診断されたら?
今回は、実際にどのような支援が求められるのか?
これを知っておく事って親になる上でも大切かなと
思っています。
■発達障害とは
主に先天性の脳の機能障害(詳細はわかっていません)で
乳幼児期に起こる発達の遅れの事を言います。
精神障害や知的障害を伴う場合もあります。
■どのくらいの時期から診断に正確性がでる?
発達障害かも?
でも実際に少し発達が遅れているだけかもしれないしなー
いつ診断を受けるのか?
正確な判定はいつ頃でるのか?
あまりよく知られていません。
基本的に乳幼児期には定期的な検診があると思います。
そこで少し気になる場合は相談してみましょう。
・就学前の2歳〜4歳頃 言葉の発達の遅れや自閉症特性が見られる場合 など
※一歳6ヶ月検診や3歳児検診を糸口に相談しましょう。
基本的には3歳頃から診断で、グレーゾーンや○傾向と診断されることが多いです。
明確な線引きが難しい障害ではあるため、個々人にあった支援を受ける環境(療育環境)を
作って行く事が必要になってきます。
■診断されたらどこに相談?
ある程度の診断を受けると
○児童発達支援センターや児童発達支援事業所などを利用
※基本的に就学前でないと利用出来ない相談所もあります
○小学校になると基本的に
特別支援学級+児童デイサービス などの利用が大半です。
■療育ってなに?必要な支援は?実際のサービスは?
療育とは
ことばや身体機能など発達の遅れの見られる子どもについて
生活での不自由をなくす様に専門的な教育支援プログラムに則り
トレーニングをするもの を言います。
療育で大切な事は早期療育です。
なぜ、早期療育が必要なのか?
それは早ければ早い程、遅れが小さいため
適応障害のない状態での成長が可能だからということです。
実際に少しでも気になる事が有る場合は、上記の相談機関に相談してみましょう。
実際のサービスは
学習支援や日常生活動作だったり
様々ですが、生活をする上での不自由さの解消
そして社会生活へとというながれのもと
支援がなされて行きます。
■それぞれの障害にあった療育体制
療育について
体験談を少し紹介しながら、療育の効果について紹介します。
これは3歳のころに診断を受けていない子
基本的に少し言語発達が遅いかな
と感じられる子どもさんが療育を
児童発達支援事業所を利用したケースです。
コミュニケーションが少しとりにくかったため
言語聴覚士による言語訓練を実施していました。
絵カードを見て単語を答えたりしていました
※参考:絵カードアプリなんかも前の記事でご紹介しました。
今までは、コミュニケーションが取れないから
という理由で叱る関わりが多かった様子
そのうち個人➡集団での訓練に移って行き
その中でさらに集団のルールやコミュニケーション力をつけていきました。
このような必要な的確な支援を受けた結果
以前よりも会話はスムーズに
また集団での協調性も前よりも格段に伸びたとの事。
実際に診断がおりる前に
早期の療育をしてよかったというのが
このこの保護者様の考え方でした。
この子の場合は、早めに動いた事
苦手な課題をしっかりと取り組んで来た事が
今回の効果に出ていると思います。
■まとめ
発達障害は本当に分かりにくい部分と
特徴としてはっきりしている部分と
両方が混在しています。
実際に些細な事すぎて障害ではない
という判断があったりすることも多いです。
要は本人がどう感じているか?
が大事で
大人であれば、あれ?おかしいな?
周りと自分って少し違うかな?
何て言う違和感を感じて、診断されたりもします。
しかし、子どもは分からない
だからこそ、まわりとの違和感をしっかりと
保護者が感じとり
こどもの不自由さを感じてあげることが大切だと思います。
少しでも、早く適切な支援が受けられる事が
その子の可能性を広げることにも繋がると考えています。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。