2016/11/11

通信制高校は今でこそ
少し正しい認知が増えて来ていると感じています。
が少し前まではどうだったでしょうか?
通信制高校って通わなくてもいいんでしょ?
勉強もしっかりとしていないし
ましてや進路なんて適当でしょ?
という認識が強かったのではないでしょうか?
私も通信制高校で働く前は全く同じ考え方でした。
しかし、通信制の仕組みを理解すればする程
選択肢がなかったと考えていた子ども達に
新たな可能性を示すことが出来ると考える様になりました。
今回は通信制高校ってどんなときに役に立つのか?
について話をしていこうと思います。
■通信制高校ってどんな子が来ているのか?
通信制高校は
・不登校
・問題行動で退学になった生徒
・何らかの精神疾患を持っている生徒
・校則が厳しく学校になじめなかった生徒
・友人関係でトラブルが合った生徒
・学力的にしんどくて、留年してしまった生徒
が来ています。
生徒達の特徴として
通信だか楽だという認識で来ている子はほとんどいないということ
逆に切羽詰まって、何とか高校を卒業出来ないか?
という相談で来られる事が多いです。
今のご時世高卒資格が無いと
正直仕事が無い
生徒もそれをしっかりと、理解しており
高卒資格は取りたい
と強く思っています。
しかし、あきらめている生徒が非常に多い
勉強ができないから
体調が悪いから
留年してしまったから
などの理由であきらめてしまっている子が多いというのが現状です。
■通信制高校の可能性
この中でも
インターネットを通じて
通信制高校の仕組みを知り
説明会に来てもらう事で
解決出来る課題も多いです。
例
留年 2年生になれなかった生徒
実際にかなりの数います。
理由は体調不良による出席日数の不足
学力不振による単位未習得の生徒
問題行動により進級できなかった生徒
などがいます。
少なくとも1年生で何単位が取得している生徒が多いですが
最悪1年生で0単位取得の生徒であっても、3年間の高校の期間で卒業可能です
前籍校で一年間の在籍期間がしっかりとあれば
在籍期間をつなぐ事が出来るので、問題ありません。
さらにたとえ退学を余儀なくされたとしても
退学1ヶ月以内であれば、在籍期間を繋ぐことができます。
ですので、留年、退学したから
もうどうでもいい
ではなくて、可能性があることを知ってもらいたいです。
そして、その可能性を最大限利用すれば、あなたも皆と同じ様に
卒業をすることが十分可能です。
ですので、一度説明会に参加する事
退学なのか、留年なのか、取得単位はどれくらいなのか?
などをしっかりと把握することで、未来が見えてきます。
さらに言うと、進学に関しても転入(前籍校に籍がある)あるいは
編入(退学した場合)でも進学に絶対的に不利になるということはありません。
むしろ自分の力次第で、しっかりと進学をしている生徒も多くいます。
いわゆる少し偏差値が高い大学(例:名城大学や慶応大学など)などに合格している子もいます。
■通信制高校なんてと思っても、一度説明会へ
説明会への参加は基本無料ですし
選択肢の一つとして考えてもらう事も出来ます。
説明会に言ったから通信ではなく
説明会で聞いた話から、総合的に判断してもらえれ、大丈夫です。
自分の今の現状を打破する新しい選択肢が見えてくる事も多いので
ぜひ相談してみれください。
■通信制高校を選ぶ際の注意点
●サポート校と高等学校の違い
通信制高校の仕組みで多いのがサポート校です。
サポート校とは、要は学校には行きながら塾に通う生徒がいますよね
今のご時世、高校の勉強だけではなかなか難関私大に合格するのは難しいので。
サポート校はいわゆるここでいうところの学習塾の枠割りです。
ですので、サポート校だけでは、卒業資格はもらえないんですね。
ではどうするか?
サポート校を運営する学校は、さらに本校にも入学してもらう必要があるんですね。
そのため、サポート校への入学費用+本校への入学費用が掛かってきます。
さらに、サポート校は本校へのスクーリングがマストなので
行かないと行けないんですが、これがかなりの遠方になる事が多いです。
例えば 屋久島だったり、北海道だったりする訳です。
ですので、入学費用も倍だし、スクーリング(授業)をうけるのに
まとまった費用が必要になります。
ですので、サポート校は高等学校と違い文科省の認定を受けていません。
そしてサポート校の教員は、教員免許を取得していなくても働く事が
可能ですので、少し教育の質についても不安な点が出て来てしまいます。
逆に高等学校の認可を受けている通信制高校では
そのキャンパスで全ての授業が完結しますので
遠方へのスクーリングがありません。
さらに教員免許を全ての職員が取得済みです。
教育の質の安心さという面では、高等学校の認可を受けているかどうか
これが安心材料の一つになると思うので、この点でも安心ですね。
■サポート校か高等学校かを見極めるポイント
●学校名に高等学校が入っているかどうか?
例 〜学院 〜高等学院 〜高等学園 などはサポート校の可能性があります。
●それだけでは判断出来ないときは、直接説明会で聞いてみましょう➡これが確実ですね。
※サポート校か高等学校かで費用も2倍近く変わってきますノで
ぜひ確認することをお勧めします。
■おまけ
●通信制高校ならではの特徴
・美容や声優、ファッション、アニメ、スポーツなど
専門的なコースと併用して資格取得を目指す事も可能
●スクーリング(授業)日数が少ないため、自分に使える時間が非常に多い
●ペースが自分で選べるところが多く、病気などがあっても通いやすい
このような特典のような物も学校により多種多様にあるので選択する際には
検討してみてはいかがでしょうか?
通信制高校の可能性はこれからさらに増してくると感じています。
ちなみに芸能人の藤田ニコルさんも通信制高校出身です
このように自分の専門に力を入れつつ、学業も学べるスタイルとして
通信が注目されていることもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、今回はこの辺で失礼致します。
ポチットしてくれるとうれしいです。